原田誠一先生と共に学ぶ認知行動療法研修会

2023.11.28

医師・コメディカルのみなさまへ

原田誠一先生と共に学ぶ認知行動療法研修会のご案内

 

「私たちの臨床に先達の知恵~認知行動療法をどう活かすか」

 

このたび、山口県公認心理師協会が主催する研修会にて『精神療法』誌でもお馴染みの原田誠一先生を下記のとおり山口県にお招きすることとなりました。山口県公認心理師協会では、このまたとない機会を、医師のみなさま、コメディカルのみなさまと共に学ぶ機会ともしたいと考えております。みなさまのご参加をお待ちしております。

なお、この研修会は日本公認心理師協会の公認心理師専門認定に関する研修機会として承認されております。また、臨床心理士の資格更新のための研修機会として申請予定です。

 

【原田誠一先生と共に学ぶ認知行動療法研修会 概要】

1.期日:令和5年(2023年)12月3日(日)

     9:3016:00 (休憩90分間含む)

2.会場:山口大学大学会館 大ホール(山口市吉田1677-1

 

3.テーマ:私たちの臨床に先達の知恵~認知行動療法をどう活かすか

4.講師:原田誠一先生(原田メンタルクリニック)

 

【原田誠一(はらだ せいいち)先生 講師略歴】

昭和58年、東京大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院精神神経科、東京都立中部総合精神保健センター、三重大学医学部精神科講師、国立精神・神経センター武蔵病院(現・国立精神・神経医療研究センター病院)外来部長などを経て、平成187月、東京飯田橋に原田メンタルクリニック・東京認知行動療法研究所を開設、現在に至る。

【著作(単著)】

・統合失調症の治療―理解・援助・予防の新たな視点(金剛出版)

・精神療法の工夫と楽しみ(金剛出版)

・強迫性障害のすべてがわかる本(講談社)

・精神療法の基礎と展開―「受容・共感・一致」を実践するために(金剛出版)

【編著】

・強迫性障害治療ハンドブック(金剛出版)

・複雑性PTSDの臨床―心的外傷~トラウマの診断力と対応力を高めよう(金剛出版)

【共著】

・うつ病治療―現場の工夫より(メディカルレビュー社)

・複雑性PTSDとは何か―4人の精神科医の座談会とエッセイ(金剛出版)

【編集主幹】外来精神科診療シリーズ全10巻(中山書店)

【学会活動】日本精神神経学会・精神療法委員会委員

【学術専門誌活動】「精神療法」誌(金剛出版)編集委員   ほか、著作や翻訳など多数

 

 

5.研修概要:

今回の研修テーマ「私たちの臨床に先達の知恵~認知行動療法をどう活かすか」に基づいて、講師の考えと実践の概要を紹介していただき、自由なディスカッションやワークショップを通して理解を深めます。当日の進行は、次のようになる予定です。

①初めに「精神科診療の見立てと精神療法を、改めて考えてみよう」と題するレクチャーがあります。ここでは「精神療法」誌で始まった(20234月上旬発刊の492号から開始)、講師と神田橋條治、中尾智博、高木俊介、岸本寛史、滝上紘之、八木剛平の共著連載「精神科診療の見立てと精神療法を、改めて考えてみよう-グリージンガー(1845)、DSM-1980)から神田橋『精神障害は脳の生活習慣病である』(2006)へ」の趣旨が紹介されます。

②続いて「私たちの臨床に先達の知恵~認知行動療法をどう活かすか」の「認知行動療法」に関して、不安症(主に、強迫症)を対象とした講師の臨床実践が供覧されます。

③次に、実際の強迫症の臨床場面を基にした「Q&A形式によるワークショップ」が行われます。そこでは先ず、強迫症の診療で講師が遭遇した「その場のニーズに迅速かつ適切に対応する必要がある10の状況」が提示されます。

次に「自分たちならば、その場面でどう対応するだろうか」についてグループディスカッションを行い、その内容を発表して全体で討議します。この「Q&A形式によるワークショップ」を通して、臨床現場で求められる瞬発力、判断力、柔軟性、表現力について再考してみたいと思います。

④更に、当日のどこかの時間帯で「精神科医と臨床心理士がお互いに抱くことのある困惑、不満、期待、提案」などについて、自由にディスカッションする機会を設ける予定です。

 

6.参加対象・参加費:

守秘義務を有する対人援助専門職の方(医師・コメディカルのみなさま)3,000

(*山口県公認心理師協会会員も多数参加予定です)

 

7.定員:300名(状況により変更の可能性あり)

 

8.申込方法

(11月24日に締め切りました)

 

お問い合わせ先

山口県公認心理師協会事務局

office@ysccp.com

 

原田誠一先生 認知行動療法研修会 ご案内